腐植土抽出液

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腐植土抽出液を知ったきっかけ

私は酪農の動画を観るのが好きで、酪農の動画を見ているときに腐植土抽出液の存在を知りました。

母の実家が農業試験場の目の前にあり、祖父や叔父、叔母が農業試験場で働いていたこともあり、小さい頃は牛舎でよく遊んでいたことが酪農好きのルーツとなっています。

従兄と牛の柵の中に入って牛にいたずらをしては追いかけられたり、夜中に難産の牛の出産を叔父が補助したりする様子を見て育ったため、牛は私にとっては思い出深い特別な存在なのです。

北海道の酪農家が水に混ぜて腐植土抽出液を乳牛に与えたところ、乳房炎が治まったり、下痢をしなくなったり、子牛が風邪を引かなくなったりと牛の体質改善にすごい効果を発揮したということを知り、「これは人間の体質改善にも役立つものではないか?!」と腐植土抽出液に興味を持ちました。

しかも牛の体質改善されるだけではなく、腐植土中執液を飲ませた牛の牛舎は糞尿の臭いが激減し、その糞尿を牧草地に撒くとマメ科の植物が増えて窒素が固定され、牧草の育ちが良いというのです。土壌改良までしてしまうこの腐植土抽出液とは一体何ぞやというところから腐植土抽出液に興味を持ったのです。

腐植土抽出液のルーツ

森林の落葉樹は永い年月を経て、微生物により醗酵・分解・無機化され、その過程でフルボ酸やフルボ酸鉄が生成されます。

自然界では、豊かな腐葉土がある広葉樹の森で、フルボ酸という腐食酸と土壌中の二価鉄イオンが結びつき、「フルボ酸鉄」という錯体(キレート)となって、川から海に運ばれて海藻や植物プランクトンに届けられます。

海藻や植物プランクトンに吸収されなかったフルボ酸鉄は海底に堆積した土壌に含まれています。

その海底の土壌を海洋深層水や天然水で抽出したものが腐植土抽出液です。

腐植土抽出液による血虚の改善

人間用の腐植土抽出液を自分で飲んでみたところ調子が良く、血虚(貧血)の患者さんにも飲んでいただくようになりました。

4か月弱で腐植土抽出液3本、棗1袋を摂取し、中医かっさ治療を15回行った患者さんのヘモグロビンの値が7g/dlから10g/dlになり、正常値の12g/dlまであと一歩というところまで改善しました。

腐植土抽出液を飲んだ患者さんはこの方に限らず、唇の色・舌の色・肌の色の改善が早いです。

血虚の場合唇の色・舌の色・肌の色が白っぽく見えてしまうのですが、血が多くなると唇と肌はピンクに、肌は黄色味がかってきます。

この肌の色の変化が腐植土抽出液を飲んだ方は特に早く顕れます。

かっさをしただけでも消化機能が上がるため血は増えますが、腐植土を摂取されると治療の度に目に見えて血が増えていくのが肌の色、唇の色、舌の色からわかります。

腐植土抽出液の成分

腐植土抽出液には70種類ものミネラルが含まれます。

また、鉄が131ppm、フルボ酸 (化学式:C28018H27) が5900 ppm、ケイ素が29.4ppm と豊富に含まれています。

腐植土抽出液100g当たりの鉄はほうれん草100g当たりの1.5倍含まれています。

ミネラルはビタミンを細胞内に最も効率良く運ぶ物質を区別する能力があり、細胞内でビタミンの触媒となって機能します。

フルボ酸とは

フルボ酸は無定形の高分子有機物で、カルボキシ基 (carboxy group、−COOH)を持ち、親水性があります。

また、酸、アルカリ両方に可溶性があります。

フルボ酸と人体の関係については医学博士であるディック・ミヤヤマ著「フルボ酸で健康づくり」に詳細が述べられています。

フルボ酸のキレートとイオン交換による排毒

ワクチンには水銀、アルミニウムなどの有害な重金属が含まれます。フルボ酸を豊富に含む腐植土抽出液は重金属を排毒できる食材なのです。

フルボ酸はキレート効果を持っています。

キレートとはギリシャ語で「蟹のハサミ」を意味します。上の図ではFe2+(二価鉄イオン)が2つのO-(1価酸素イオン)に挟まれています。

この、挟まれた構造をキレートと呼びます。陽イオンをo-で挟みこみ、運搬するのです。

この挟み込みにより、鉄などのイオンを体内に運ぶことができます。

植物でも同様にイオンの運搬と交換が行われ、植物の根からフルボ酸に含まれる陽イオンが吸収され、植物の各組織まで運ばれ、水素イオンと交換されます。その植物に必要なミネラルをイオン化して届け、代わりに水素イオンを受取り、持ち去るのです。

フルボ酸鉄やフルボ酸マグネシウムに含まれるFe2+、Mg2+などのミネラルが体内の細胞に届けられ、鉛やカドミウムなどの重金属イオンやワクチンに含まれるアルミニウムや水銀と交換されます。フルボ酸の持つイオン交換作用により排毒が行われるのです。

重金属は脳に溜まると子供の場合は脳の発達不全や知能低下、高齢になった時の認知症を引き起こしますので、重金属の排毒は非常に重要です。

特に、ワクチンを打ってしまった人がワクチンに含まれる水銀やアルミなど脳に悪影響を及ぼす物質を排出することは重要です。

フルボ酸によりイオン交換された体内の重金属は髪、爪、尿、汗などから排出されます。

フルボ酸は代謝装置の構成要素

パントテン酸の発見者であるロジャー・ウイリアムス博士は「フルボ酸の集合体は人間の代謝装置に含まれる構成要素と全く同じ仕組みを持つ」と言っています。

フルボ酸は細胞内の酵素反応を活発化させるばかりでなく、不定形であるが故にフルボ酸自体が酵素や補酵素を含んでいることが多いのです。

補酵素とは、酵素作用の発現に必須の低分子有機化合物で、酵素反応や酵素生成のために細胞が使用するものです。

故にフルボ酸は酵素活性を高め、代謝を上げるのに寄与しています。

フルボ酸の免疫促進とバランス調整

免疫は胸腺や骨髄から生まれています。

フルボ酸は胸腺を大きくしてリンパ球を作る能力を刺激します。

また、フルボ酸は腫瘍壊死因子α(TNF-α〈tumor necrosis factor-α>)、インターフェロンγ、インターフェロンα、インターフェロンβなどのサイトカインの生産を促進しており、子宮筋腫や子宮がん、乳がん予防にもなるのです。

しかもサイトカインの絶妙なバランスを調整する機能も持ち合わせているのです。

活性酸素とフリーラジカル

放射線など外的要因で活性酸素が発生するのはよく知られていますが、活性酸素は呼吸など生命を維持する活動の際にも常に体内で作られています。

健康な体では活性酸素やフリーラジカルを分解・消去する機構が働いています。しかし、このような機構が障害を受けフリーラジカルを分解できなくなると、がん・動脈硬化・心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病、あるいは肌のしみや色素沈着などの加齢性変化など、様々な病気の発症や悪化、老化につながると考えられています。

フルボ酸が酵素を活性化し、発がん要因のフリーラジカルを予防

以下は東邦大学松本紋子女史の生体内のレドックス(酸化還元)反応と活性酸素種の説明です。

活性酸素という言葉をサイエンス番組等で耳にしたことがあると思います。活性酸素種(ROS:reactive oxygen species)とは、反応性の高い酸素種の総称で、スーパーオキシド(superoxide:O2•-)、過酸化水素(hydrogen peroxide:H2O2)、ヒドロキシラジカル(hydroxyl radical:•OH)、一重項酸素(singlet oxygen:1O2)などがあり(図2)、生体内で酸化剤として作用します。また、スーパーオキシドとヒドロキシラジカルは不対電子を持つので、フリーラジカルともよばれます。

生体内の主な活性酸素種発生源はミトコンドリアです。ミトコンドリアは生体内の約95%の酸素を消費し、そのうち1~3%が活性酸素種に変換されると推測されています。酸素分子が一電子還元されるとスーパーオキシドになります。電子伝達系から漏れ出る電子が酸素分子を還元し、複合体Iからマトリックス側に、複合体IIIからマトリックスと膜間腔側に、それぞれスーパーオキシドが産生されることが報告されています。また、好中球やマクロファージなどの貪食細胞において、NADPHオキシダーゼなどの活性酸素産生酵素系によりスーパーオキシドを産生し、生体防御に必要不可欠な役割を担っています。

生体内にはスーパーオキシドを酸素と過酸化水素に不均化する酵素であるスーパーオキシドジスムターゼ(SOD:superoxide dismutase)が存在し、活性酸素種の最上流であるスーパーオキシドを式1、2のように不均化します。

     M(n+1)+—SOD + O2•- → Mn+—SOD + O2 (式1)

     Mn+—SOD + O2•- + 2H+ → M(n+1)+—SOD + H2O2 (式2)

Mは活性中心のMetalを表し、Cu (n=1), Mn (n=2) ヒトSODにはSOD1(Cu,Zn-SOD)、SOD2(Mn-SOD)、SOD3(EC-SOD:extracellular SOD)の3つのアイソフォームがあり、ミトコンドリアのマトリックスに存在するSOD2のノックアウトマウスは胎生致死であることより、ミトコンドリアで発生するスーパーオキシドを消去することは生命維持に不可欠であることがわかります。

スーパーオキシドが一電子還元された過酸化水素は、不対電子を持たないのでフリーラジカルではありませんが、活性酸素種のひとつです。SODがスーパーオキシドを不均化した際に生じます。また、グルコースオキシダーゼなどによって酸素分子から二電子還元によっても生成されます。過酸化水素はミトコンドリア内膜、外膜など細胞膜を通過できるので、細胞内の鉄などの遷移金属と反応すると、式3のように一電子還元され、ヒドロキシラジカルを生じます。

     H2O2 + Fe2+ → •OH + OH- + Fe3+ (式3)

式3の反応はフェントン反応と呼ばれ、生体内で生じるほとんどのヒドロキシラジカルは、この反応で生じると考えられています。また、式4のハーバー・ワイス反応のように過酸化水素はスーパーオキシドとの反応でもヒドロキシラジカルが生じます。

     H2O2 + O2•- → •OH + OH- + O2 (式4)

ヒドロキシラジカルは活性酸素種の中でも非常に反応性が高く、タンパク質や脂質、糖質、核酸などの生体成分を酸化します。したがって、ヒドロキシラジカルの前駆体である過酸化水素を消去することは重要です。生体内にはグルタチオンペルオキシダーゼ/グルタチオンリダクターゼや、ペルオキシレドキシン/チオレドキシン/チオレドキシンリダクターゼ、カタラーゼなどの酵素の働きによる過酸化水素を還元する抗酸化機構があり、これらの酵素反応によって水へと還元されます。

フルボ酸は酵素を活性します。

酵素がフリーラジカルの一種であるヒドロキラジカルの前駆体の過酸化水を還元し、フリーラジカルを発生しにくくします。

フリーラジカルが少ない体内ではがんが発生しにくくなります。

したがってフルボ酸を豊富に含む腐植土抽出液を摂ることはがんの予防にもなるのです。

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